はちみつは、偽物が多いとよく言われる食べ物。
「本物は体にいいけど、偽物は砂糖の塊」
「非加熱のはちみつがいい」
「はちみつは農薬まみれ」
などとよく言われますが、どんな商品を選んだらよいのか悩みますよね…
私はネットで販売者の言葉を信じて、生のはちみつを買ったことがありますが、本当なのか確認するすべがありませんでした…
そこで今回は、生活クラブのはちみつ生産者さんに教えてもらった「はつみつの安全性」と、質問した内容をまとめます!
失礼を承知で巷にあふれる噂を質問させていただき、考え方が改まりました~
親身に応えてくださった、スリーエイトさんに感謝の気持ちでいっぱいです!
- 無添加生活5年目
- 生活クラブ、パルシステム、らでぃっしゅぼーやの利用経験あり
スリーエイトとは
スリーエイトとは、生活クラブと提携している長野県にある養蜂会社です。
創業は、なんと明治時代!
国産・外国産ともに安全なはちみつを製造しています。
すべての養蜂家が養蜂記録を記入し、それにもとづき、養蜂家ごと、採蜜回数ごとに、はちみつの残留農薬、残留抗生物質、感応検査(色・香り・味・糖度)が行われます!
また、年に1回、はちみつの種類ごとに放射能や品質の検査が行わえれています。
参考:生活クラブ・スリーエイト
砂糖水を与えるのは本当?
まず、エサとして蜂に「砂糖水を与えるのか」を質問しました。
結論、与えている生産者は本当にいるそうです…
ネット上の噂ではなく事実と知り、正直ショックでした…
はちみつを選ぶ際のポイントを教えていただいたので、まとめますね!
- トレサビリティがわかること
- 残留農薬の検査をしていると明記されていること
- 遺伝子組換え対策がされていること
生活クラブのはちみつは、3点ともクリアしています!
次で詳しく紹介しますね!
生活クラブのはちみつが安全な理由は?
生活クラブで扱われているはちみつの安全性を、紹介します。
生活クラブのはちみつが安全な理由は、以下の4つ!
それぞれ紹介します!
トレサビリティが明確
生活クラブのはちみつが安全な理由1つ目は、「トレサビリティが明確」です。
生活クラブのはちみつは、国産・外国産ともに取り扱われています。
国産はもちろん、外国産のはちみつもスリーエイトさんが現地に出向き、飼育環境や餌、製造方法など、チェックしている!
電気が通っていない山奥まで視察に行くそうです!
現地調査がされているのは、安心できますよね。
残留農薬検査の厳しさがEUなみ
生活クラブのはちみつが安全な理由2つ目は、「残留農薬検査の厳しさがEUなみ」です。
生活クラブの国産はちみつの残留農薬検査項目は、約190種類!
外国産はちみつの残留農薬検査項目は、約300種類!
EUの残留農薬検査項目は、約200種類です!
ただ、お話してくださったスリーエイトさんは、残留農薬検査の項目がEUなみだからと言って盲信してはいけないとおっしゃっていました。
なぜかというと、国の残留農薬規制が緩和しているから。
生活クラブは、他より基準が厳しい!だから安心!と考えることをやめてはいけないと、反省と気づきを得ました!
外国産は遺伝子組換え対策が厳重
生活クラブのはちみつが安全な理由3つ目は、「外国産は遺伝子組換え対策が厳重」です。
はちみつは外国産が多いですよね!
外国産のはちみつで特に注意したいものは、遺伝子組換え作物の花の蜜を集められたはちみつではないこと!
なぜなら、海外では遺伝子組換え作物が多く栽培されているから。
私が購入した外国産はちみつの写真を、載せますね!
遺伝子組換え作物の製造が今より増えると、遺伝子組換えでないはちみつの生産が危うくなるともおっしゃっていました…
遺伝子組換えで大豆やトウモロコシが使われた商品を選ばないことが、遺伝子組換えでないはちみつを守ることにつながると知れました!
みつばちに予防投与をするが残留はない
生活クラブのはちみつが安全な理由4つ目は、「みつばちに予防投与をするが残留はない」です。
みつばちは、家畜扱いになり予防投与が推奨されています!
みつばちは、もともとダニに感染する遺伝子を持っており、予防投薬は欠かせないそうです。
投薬しなければ、みつばちが高確率で病気になり、はちみつは作れない。
みつばちを焼却することになってしまう!
そのため、予防投薬は行うが「残留がないか」を確実に検査している。
非加熱のはちみつが本当にいいのか?
「体にいいはちみつ」といえば、「非加熱の生はちみつ」と言われることが多いですよね!
そこで、なぜ生はちみつがいいのかを質問しました。
結論、深く考えることが不足していたと反省しました~(笑)
まず、なぜ加熱する必要があるのかを紹介します!
そもそも加熱する理由は?
そもそもはちみつを加熱する理由、知っていますか?
私は、殺菌するためだと思っていたんです(笑)
つまり、高温でグツグツ煮るイメージ!
はちみつは殺菌作用があるため、殺菌が加熱する目的ではない!
恥をさらしましたが、おかけでしっかり理解しました!
はちみつを加熱する目的は以下の通り♪
はちみつを加熱するのは、ゴミを取り除くため!
ハチの巣を採ってすぐの状態は、みつばちの体温でトロっと緩い性状だそうです。
しかし、常温になると硬くなります。
常温のままでは、ゴミを取り除くために濾せない!
そのため、60℃程度に加温し、はちみつを緩くして濾すそうです。
加熱する理由を理解したところで、本題に入ります♪
生はちみつが良いといわれる理由は、様々ありますよね。
今回、スリーエイトさんに解説していただいたのは、「栄養が豊富」・「酵素が生きている」この2点です!
1つずつ解説しますね!
栄養が豊富
まず、生はちみつは「栄養が豊富」を深堀します。
はちみつの栄養成分は、糖質80%+水分20%!
ビタミンが豊富とイメージしがちですが、実際に含まれているビタミンの量は少ないです。
ビタミンが含まれる「量」は少ない!
含まれるビタミンの「種類」は多い!
この点を理解した上で、加熱によるビタミンへの影響を解説します!
はちみつに多く含まれるビタミンの1つが「ビタミンB3 (ナイアシン)」!
ビタミンB3は、熱に強いため60℃の加温では壊れないそうです。
また、ミネラルも熱に強いため、ゴミを取り除く程度の加熱で栄養素は変わらないと教えていただきました。
熱に強いビタミンやミネラルは、60℃の加熱では壊れない!
酵素が生きている
次に、「酵素が生きている」を深掘りします。
ここで考えたこともない質問をされました!
はちみつの酵素は、何のためにある?役割は?
私は、応えられませんでした。
はちみつに含まれる酵素の役割の1つは、花の蜜をショ糖に分解すること!
つまり、はちみつの酵素は、はちみつが作られた時点で役割を終えている!
確かに、麹調味料や生みそに肉や魚を漬けこむことで、分解されてやわらかくなる嬉しい効果がありますよね。
はちみつに酵素の働きを求めるのか?が非加熱はちみつを選ぶのか
に影響しますね!
また、加熱しているスリーエイトさんのはちみつですが、酵素が壊れていないことを証明する事象があります。
納品しているお菓子メーカーさんから、「スリーエイトのはちみつを使うと膨らみが悪くなる」と言われるそうです。
つまり、加熱で壊れていない酵素が膨張を抑制している結果!
一般的に、酵素は55~70℃で壊れ始めると言われているので参考にしてくださいね。
中国産のはちみつは危険なのか?
続いて、「中国産のはちみつ」を深掘りします。
正直、中国産と聞くといいイメージ持てないですよね…
スリーエイトさんの中国産はちみつは、山奥で採れたもの!
大気汚染が起きている都市部で、生産していないそうです。
中国も現地調査にいく計画があるとおっしゃっていました。
ひとくくりに中国と言っても、農村部と都市部の環境は全く異なる!
トレサビリティが明確なのが重要!
はちみつを甘味料として選ぶメリット
最後に、はちみつを甘味料として選ぶメリットを紹介します。
私は、はちみつをお菓子作りに使ったり、ヨーグルトに入れたりして、溶けやすさや味があうため、選んでいました!
スリーエイトさんに教えていただいた、はちみつを選ぶメリットを4つ紹介しますね。
それぞれ解説します!
エネルギーになりやすい
はちみつを選ぶメリット1つ目は、「エネルギーになりやすい」です。
はちみつは80%が糖質でしたね!
はちみつの糖質は、ブドウ糖や果糖が多いため、ご飯の糖質(でんぷん)より早く吸収できます。
そのため、エネルギーになりやすい特長があります。
天然の保存食
はちみつを選ぶメリット2つ目は、「天然の保存食」です。
時間が経つと、風味が薄くなったり、結晶化したりしますが、腐らないそうです!
はちみつの特性が、長期保存を可能にしています!
砂糖より低カロリーなのに甘さは2倍
はちみつを選ぶメリット3つ目は、「砂糖より低カロリーなのに甘さは2倍」です。
砂糖とはちみつの違いを紹介します!
甘さを2倍感じる理由 | カロリーが低い理由 | |
砂糖 | ショ糖(ブドウ糖+ブドウ糖) | 水分がほぼ含まれない |
はちみつ | ブドウ糖 | 水分は約20%含まれる |
つまり、水分が含まれるからカロリーが低いけど、ブドウ糖が多いから甘みを感じやすい!
養蜂は畑を必要としないためエコ
はちみつを選ぶメリット3つ目は、「養蜂は畑を必要としないためエコ」です。
はちみつがエコだと、全く知りませんでした!
甘味料には、はちみつ以外に砂糖、てんさい糖、黒糖、ココナッツシュガーなどがありますよね。
いずれも植物から作られるため、畑の確保必須!
畑を確保するために、山を切り開く可能性があることや、無農薬・無肥料栽培でなければ農薬や肥料が使われます。
養蜂は山の中の生態系を利用するため、畑の確保が不要!
農薬や肥料も使わないため、環境にやさしい!
まとめ
はちみつ生産者さんに教えてもらったはちみつの安全性と、質問した内容を紹介しました!
記事の要点をまとめます!
トレサビリティが明確で、安全性の高い生活クラブが気になる方は、こちらの記事も読んでくださいね!
はちみつに対する不安が、少しでも解消できたら嬉しいです♪
最後までお読みいただきありがとうございました!
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