天然塩を選びたいけど、種類が多いからどれを選べばよいか、わからない。
無添加生活3年目!管理栄養士の私が、実際に使った塩の中から、おすすめ商品を紹介します!
料理には欠かせない塩。味も使いやすさも商品によって様々です。
本記事では、おすすめ天然塩を11選紹介します!
塩の見分け方や、自分に合った塩の選び方を解説。塩の栄養成分、粒の大きさ、価格、そして最近、問題視されているマイクロプラスチック汚染について徹底調査・比較しています。
無添加生活3年目。
病院管理栄養士として10年間の勤務経験あり。
生活クラブとパルシステムを愛用し、心地よい無添加生活を実践中。
天然塩の種類
天然塩に明確な基準はなく、自然塩と呼ばれることもあります。
天然塩は原材料の違いによって、海塩・岩塩・湖塩に分類されます。
「海塩」は海水から作られるもの。塩味だけではなく、甘みや苦みといった味の調和がとれていて、ミネラルが豊富。どんな料理にも使いやすい特徴があります。
出典:海の精 あらしお
「岩塩」は大昔に海だった場所が地殻変動で盛りあがり、海水が干上がったことにより生成されたもの。海外では海塩より、食べられている地域もあります。粒が大きく溶けにくい。塩味を強く感じる特徴があります。肉や魚と相性が良い。
「湖塩」は塩分濃度の高い湖=塩湖から採取されたもの。カスピ海や死海、ウユニ塩湖が代表的です。口当たりのよい、丸みのある味が特徴。
出典:天空の鏡 ウユニの塩
本記事では、天然塩のうち日本人に馴染みのある「海塩」を紹介していきます。
天然塩と他の塩
塩には天然塩の他に、精製塩と再生加工塩があります。どんな違いがあるのか見ていきましょう。
天然塩
塩の栄養成分といえば、塩化ナトリウム(以下、ナトリウム)。天然塩には、ナトリウム以外にマグネシウムやカルシウム、カリウムなどの海水と同じミネラルが含まれます。
塩辛さだけではなく甘みも感じられ、素材のうま味を引き出してくれます!塩を天然塩に代えるだけで、料理上手になれますよ♪
天然塩には、太陽や風の力だけで作られた天日塩や、日本の伝統海塩である平釜でじっくり作られた平釜塩があります。
天日塩、平釜塩は完成するまでに数か月の時間がかかるため、他の種類に比べて価格が高い特徴があります!
精製塩
パンチのある強い塩味を感じるのが、精製塩です。サラサラとしているため、扱いやすいのが特徴。
精製塩は、イオン膜という装置を使って海水からナトリウムだけを抽出し、圧力をかけて一気に結晶化できる立釜を使って作られます。栄養成分の99.5%以上がナトリウムです。
出典:日本海水 食塩
価格が安いメリットがあります。しかし、天然塩の方が栄養成分・うま味が優れているので、私は精製塩をお勧めしません。
再生加工塩
再生加工塩の性状は、サラサラと精製塩に近いです。栄養成分は、天然塩に近くナトリウム以外のミネラルも含まれます。価格は天然塩より安いので、手に取りやすい塩ですが、うま味は天然塩にはかないません。
輸入した天日塩に日本の海水やにがりを混ぜて溶かし、一度海水に戻します。その後、再結晶化させた塩が再生加工塩。にがりや海水を使うことによって、ナトリウム以外のミネラルが含まれる塩になります。
下処理や、他の調味料を引き立てる料理に向いています。
素材を生かしたシンプルな料理には、天然塩の方がおすすめ!
自分にあった天然塩の選び方
自分にあった塩を選ぶポイントをまとめました。一つずつ説明していきます。
粒の大きさ
粒の大きさの違いは、溶けやすさ=使いやすさに影響します。
粒が大きい塩
粒が大きい塩は、溶けにくい特徴があるため、しっかり溶ける水分の多い汁物やソースに使いやすいです。ゆっくり溶ける、まろやかな味を楽しみたい場合には、汁気の少ない料理に使うこともできます。
私は、粒の大きい塩を嚙んだ時の、ジャリジャリ触感が苦手なので、スープや汁物に使っています!
粒が小さい塩
粒が小さいパウダー状の塩は、空気を含んでいるため、一般的な塩の約3倍量を使う必要があります。
例えば、一般的な塩を小さじ1杯使うときは、パウダー状の塩は小さじ3杯使うということ。
パウダー状の塩は、溶けやすいのでおにぎりや温野菜に振りかけたり、手作りスポーツドリンクにも活躍します♪
粒の大きさが中間の塩
粒の大きさが中間の塩が、混ぜ込む料理にも振りかける料理にも、幅広く使いやすいのでおすすめです。
私は目分量で料理をします!パウダー状とは違い、手でつまみやすく、パラパラとふりかけやすいですよ♪
栄養成分を比較
おすすめ塩の栄養成分を下の一覧にまとめました。
みどり色は天然塩、あか色は再生加工塩です。一番下に精製塩の栄養成分を、比較のために載せています。
商品 | 食塩相当量(g) | マグネシウム(mg) | カルシウム(mg) | カリウム(mg) |
---|---|---|---|---|
ぬちまーす | 75.5 | 3360 | 700 | 970 |
雪塩 | 72.6 | 3310 | 832 | 1000 |
粟國の塩 | 73.4 | 1660 | 250 | 480 |
塩あまみ | 土佐の海の天日89.0 | 360 | 720 | 100 |
カンホアの塩 | 85.8 | 780 | 620 | 250 |
海の精あらしお | 86.4 | 700 | 400 | 240 |
海の精ほししお | 92.4 | 525 | 525 | 157 |
ゲランドの塩 | 94.0 | 435 | 160 | - |
青い海 | 93.2 | 210 | 350 | 160 |
シママース | 94.8 | 170 | 220 | 96 |
真塩 | 93.2 | 150 | 190 | 110 |
精製塩 | 99.5 |
天然塩のナトリウム量は、70~90gで、マグネシウムやカルシウム、カリウムが豊富ですね♪
マグネシウムが多い塩ベスト5
おすすめ塩の中で、マグネシウムが多い商品をグラフにしました。マグネシウムは、不足しやすい栄養成分です。塩から摂れるマグネシウムは少量ですが、精製塩を使うよりマグネシウムが摂れますよ!
ぬちまーすと雪塩のマグネシウム量!圧倒的ですね!
カルシウムが多い塩ベスト5
おすすめ塩の中で、カルシウムが多い商品をグラフにしました。カルシウムというと、「骨」をイメージしますよね。しかし、骨だけでなく筋肉の収縮にもカルシウムは必要です。
土佐のあまみ、カンホアの塩、海の精ほししおは、どれも天日塩です♪
カリウムが多い塩ベスト5
おすすめ塩の中で、カリウムが多い商品をグラフにしました。カリウムは血圧を下げる効果があります。血圧を上げるナトリウムと一緒に摂ることができる塩を選びましょう。
雪塩、ぬちまーす、カンホアの塩は、どの栄養素でもランクインしています!
価格を比較
おすすめ塩の価格を一覧にまとめました。
商品単価と小さじ1杯(5g)あたりの価格を、わけて表示しています。
Amazonの価格を掲載しています。変動するので、購入する際にご確認ください!
商品 | 内容量 | 単価 | あたりの価格 | 小さじ1杯(5g)
---|---|---|---|
ぬちまーす | 111g | 1250円 | 56円 |
雪塩 | 120g | 920円 | 38円 |
粟國の塩 | 250g | 1150円 | 23円 |
土佐の海の天日塩あまみ | 130g | 621円(公式サイト) | 24円 |
カンホアの塩 | 150g | 990円(現在は売り切れ中) | 33円 |
海の精あらしお | 240g | 650円 | 14円 |
海の精ほししお | 240g | 811円 | 17円 |
ゲランドの塩 | 500g | 1220円 | 12円 |
青い海 | 1㎏ | 599円 | 3円 |
シママース | 1㎏ | 622円 | 3円 |
真塩 | 1㎏ | 328円 | 2円 |
赤字で示した価格は、他の商品より高めです。ミネラルが多く含まれる商品の価格は、やはり高いですね!
マイクロプラスチック汚染の心配が少ない塩
マイクロプラスチックとは、「直径5㎜以下の微小なプラスチック」であり、これによる海洋汚染問題が起きています。工業的あるいは、個人がプラスチックを排出し、海で微小になったものがマイクロプラスチックです。
マイクロプラスチックによる海洋汚染の問題点は、環境に与える影響と人体に与える影響があるといわれています。
マイクロプラスチックが、人体に悪影響を及ぼすかは、研究段階で不明です。しかし、何らかの影響があると私は考えます。できれば、マイクロプラスチック汚染の心配が少ない塩を選びたいですよね!
本記事で紹介している塩は、マイクロプラスチック汚染の心配はありません!
マイクロプラスチックと塩を詳しく知りたい方は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
【比較表あり】おすすめの天然塩はどれ?厳選の塩11選を紹介
おすすめの塩を下の比較表にまとめました。
商品 | ポイント | 内容量 | 価格 | 粒の大きさ | 100gあたりの食塩相当量 | マイクロプラスチック | 容器 | 製造工程 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ぬちまーす | どんな料理でもうま味を引き出す塩。ミネラル豊富な塩といえば、ぬちまーす! | 111g | 1250円 | パウダー | 75.5g | なし | ジップ付きビニール袋 | 逆浸透膜、常温瞬間空中結晶性塩法 |
雪塩 | 乳製品と相性が良いので、お菓子作りにも〇。宮古島ならではの、サンゴ礁に濾過された塩。 | 120g | 920円 | パウダー | 72.6g | なし | ジップ付きビニール袋 | RO膜、加熱ドラム |
粟國の塩 | 梅干しや味噌などの加工品も美味しく作れる。20年の研究の末、完成。 | 250g | 1150円 | 中間 | 73.4g | なし | ビニール袋 | 平釜 |
土佐の海の天日塩あまみ | 優しいまろやかな味わい。粒は不揃い。高知県で丁寧に作られた天日塩。 | 130g | 621円 | 大きめ | 89.0g | なし | ジップ付きビニール袋 | 天日 |
カンホアの塩 | 深く豊かな味わい。ベトナムで作られた天日塩。石臼で粉砕するこだわり。 | 150g | 990円 | 中間 | 85.8g | なし | ジップ付きビニール袋 | 天日 |
海の精あらしお | 初心者向き!粒の大きさは中間で、しっとりしている。愛用者が多い日本の伝統海塩。 | 240g | 650円 | 中間 | 86.4g | なし | ジップ付きビニール袋 | 天日、平釜 |
海の精ほししお | しっかりとした塩味があり、かつ深みを感じる塩。日本では希少な天日塩。粒は大きめ。 | 120g | 693円 | 大きめ | 92.4g | なし | ジップ付きビニール袋 | 天日 |
ゲランドの塩 | フランス伝統の塩。塩職人が塩田から手作業で採取!灰色にくすんだ色調が特徴。 | 500g | 1220円 | 中間 | 94.0g | なし | ビニール袋 | 天日 |
青い海 | 和食、洋食、中華など、どんな料理にも〇。コスパ最強の天然塩! | 1㎏ | 599円 | 中間 | 93.2g | なし | ジップ付きビニール袋 | 逆浸透膜、平釜 |
シママース | 精製塩に慣れている人におすすめ!サラサラと使いやすい焼き塩タイプの再生加工塩。 | 1㎏ | 622円 | 中間 | 94.8g | なし | ビニール袋 | 溶解、平釜 |
真塩 | 再生加工塩の中でも断トツのコスパ。生協の1つ「生活クラブ」の塩。 | 1㎏ | 328円 | 中間 | 93.2g | なし | ビニール袋 | 溶解、平釜 |
それぞれの商品を一つずつ紹介していきますね
ぬちまーす
ミネラル豊富な塩といえば、「ぬちまーす」!
まろやかな塩味と、甘みを感じることができ、料理や食材を選びません。溶けやすいので、冷たい料理(ジュースや和え物)にも使いやすいです。含まれるミネラルの量が多いのはもちろん、ミネラルの種類が21種類あります。
- 原材料:海水(沖縄県・宮城島)
- 製造工程:逆浸透膜、常温瞬間空中結晶性塩法
- 粒の大きさ:パウダー
- 100gあたりの食塩相当量(ナトリウム量):75.5g
- マイクロプラスチック汚染の心配:なし
- 大さじ1あたりの価格:56円
- 容器:ジップ付きビニール袋
おすすめな人 | おすすめできない人 |
---|---|
ミネラル豊富な塩を選びたい パウダー状の塩を使い慣れている 甘みを感じる塩が良い | 価格を抑えたい 焼き塩のような塩の性状が良い パンチのある塩味を感じたい |
パウダー状のため、手でつまみにくいです。クッキングボトルを使うと振りかけやすいですよ♪下に紹介しておきます。
名前が似ているので、違いが分かりにくい「ぬちまーす」と「シママース」。比較した内容をまとめたので、気になる方は読んでみてくださいね♪
【ぬちまーすとシママースの違い】
原材料
ぬちまーすは、海水(沖縄県・宮城島)
シママースは、天日塩(89.3%メキシコまたはオーストラリア)、海水(10.7%沖縄)
製造方法
ぬちまーすは、逆浸透膜、常温瞬間空中結晶性塩法。シママースは、溶解、平釜。
販売会社
どちらも沖縄県の会社。
ぬちまーすは、株式会社 ぬちまーす。シママースは、株式会社 青い海。
製品名の由来
ぬちまーすは沖縄の言葉で「ぬち=命」、「マース=塩」。
シママースは沖縄の言葉で「シマ=沖縄」、「マース=塩」。
栄養成分
ナトリウム含有量:ぬちまーすは、75.5g。シママースは、94.8g。
つまり、カリウムやカルシウム、マグネシウムが豊富なのは、ぬちまーす。
価格※変動があるため、ご了承ください。
ぬちまーすは、111gで1250円大さじ1あたり56円。シママースは、1㎏で622円大さじ1あたり3円。
ぬちまーす(111g) | シママース(1㎏) | |
価格 | 1250円 | 622円 |
大さじ1あたりの価格 | 56円 | 3円 |
使い分け
私の使い分けは、ぬちまーすは冷たい料理(手作りスポーツドリンク、和え物)やおにぎり。
シママースは、下処理(パスタのゆで塩、野菜の塩もみ)。
粒の大きさ
ぬちまーす
シママース
雪塩
ぬちまーすと肩を並べて、ミネラルが多く含まれる塩。
雪塩の特徴は、宮古島のサンゴ礁に濾過された海水を使っており、にがりを残すこだわりです。溶けやすく、優しいしょっぱさ。比較的スーパーで販売されているのも、嬉しいポイント。また、乳製品との相性が良いので、お菓子作りにも向いています。
- 原材料:海水(沖縄県・宮古島)
- 製造工程:RO膜、加熱ドラム
- 粒の大きさ:パウダー
- 100gあたりの食塩相当量(ナトリウム量):72.6g
- マイクロプラスチック汚染の心配:なし
- 大さじ1当たりの価格:38円
- 容器:ジップ付きビニール袋
ぬちまーすより取り出すときのダマになる感じは、雪塩の方が少ないです♪
おすすめな人 | おすすめできない人 |
---|---|
ミネラル豊富な塩を選びたい スーパーでも買える塩が良い お菓子作りにも使いたい | 価格を抑えたい 焼き塩のような塩の性状が良い パンチのある塩気を感じたい |
先に紹介したぬちまーすと雪塩のどちらにするか悩む方が多いですよね!
結論、どちらもミネラルが多い塩なので、体によい塩です♪
2つだけを比較したので、興味がある方は読んでくださいね!
塩の種類
どちらも、天然塩。
原材料
ぬちまーすは、海水(沖縄県・宮城島)
雪塩は、海水(沖縄県・宮古島)
製造方法
ぬちまーすは、逆浸透膜、常温瞬間空中結晶性塩法。雪塩は、RO膜、加熱ドラム。
製造方法の違いは、こちらの記事で詳しく解説しています♪
興味がある方は、読んでくださいね♪
販売会社
どちらも沖縄県の会社。
ぬちまーすは、株式会社 ぬちまーす。雪塩は、株式会社 パラダイスプラン。
栄養成分
ミネラルの含有量を表にまとめました。
ぬちまーす | 雪塩 | |
ナトリウム | 75.5g | 72.6g |
マグネシウム | 3360mg | 3310mg |
カルシウム | 70mg | 832mg |
カリウム | 970mg | 1000mg |
ナトリウム以外のミネラルは、やや雪塩の方が多いですね!
価格※変動があるため、ご了承ください。
両者の価格を比較しました。
ぬちまーす(111g) | 雪塩(120g) | |
価格 | 1250円 | 920円 |
大さじ1あたりの価格 | 56円 | 38円 |
粒の大きさ
ぬちまーす
雪塩
粟國の塩
本来塩がどうあるべきか20年の研究の末、完成した職人魂が宿る塩。
料理だけでなく、梅干しや味噌といった加工品も美味しく仕上がります。また、粒が中間の大きさの塩の中では、一番ナトリウム以外のミネラルが多い塩です。
- 原材料:海水(沖縄県・粟國村)
- 製造工程:平釜
- 粒の大きさ:中間
- 100gあたりの食塩相当量(ナトリウム量):73.4g
- マイクロプラスチック汚染の心配:なし
- 大さじ1当たりの価格:23円
- 容器:ビニール袋
スーパーでよく見かけるので、手に取りやすい塩です♪
おすすめな人 | おすすめできない人 |
---|---|
ミネラル豊富かつ、粒が中間の大きさの塩が良い スーパーでも買える塩が良い | 保管容器を持っていない 価格を抑えたい |
土佐の海の天日塩あまみ
土佐で作られ続けて40年。
塩味をしっかり感じた後に、優しい甘みが広がる、まろやかな塩。おにぎりに使うのが人気!自然の力で作り出される結晶は、毎日形が違う。手作業で丹精込めて作られています。
- 原材料:海水(高知県・黒潮町)
- 製造工程:天日
- 粒の大きさ:大きめ
- 100gあたりの食塩相当量(ナトリウム量):89.0g
- マイクロプラスチック汚染の心配:なし
- 大さじ1当たりの価格:24円
- 容器:ジップ付きビニール袋
大手通販サイトでは、取り扱われていません。そして、販売サイトでも在庫切れなことがあります……。大量生産していないことが明らかで、貴重な塩です!
おすすめな人 | おすすめできない人 |
---|---|
国産の天日塩が良い 粒が大きめの塩が良い | サラサラした塩が良い 大手通販で買いたい |
カンホアの塩
石臼で粒の大きさをそろえるこだわり!
大きな粒の商品が多い天日塩ですが、カンホアの塩は使いやすい中間の大きさの塩。塩味だけではない深く豊かな味わいが感じられます。
- 原材料:海水(ベトナム・カンホア)
- 製造工程:天日、粉砕
- 粒の大きさ:中間
- 100gあたりの食塩相当量(ナトリウム量):85.8g
- マイクロプラスチック汚染の心配:なし
- 大さじ1当たりの価格:33円
- 容器:ジップ付きビニール袋
現在、大手通販サイトで業務用しか販売されていません。
おすすめな人 | おすすめできない人 |
---|---|
天日塩かつ、粒が中間の大きさの塩が良い ミネラル豊富な塩が良い | 価格を抑えたい 国産が良い |
海の精あらしお
初心者にはこれ!愛用者が多い、日本の伝統海塩。
どれにするか迷ってしまう人は、ひとまず「海の精あらしお」を選ぶのもあり。天然塩の中では、比較的塩味をしっかり感じる塩です。しっとりとした塩が使いにくいと感じなければ、特におすすめ。
- 原材料:海水(伊豆大島)
- 製造工程:天日・平釜
- 粒の大きさ:中間
- 100gあたりの食塩相当量(ナトリウム量):86.4g
- マイクロプラスチック汚染の心配:なし
- 大さじ1当たりの価格:14円
- 容器:ジップ付きビニール袋
何に使っても、美味しくなります♪
おすすめな人 | おすすめできない人 |
---|---|
天然塩選びに迷う しっとりした塩が良い | サラサラな塩が良い |
海の精ほししお
希少な国産天日塩。
パンチのある塩味と他の調味料を引き立てるうま味で、スープや汁物に最適です。
粒の大きさを生かして、天ぷらや飾り塩にも使えます。
- 原材料:海水(伊豆大島)
- 製造工程:天日
- 粒の大きさ:大きめ
- 100gあたりの食塩相当量(ナトリウム量):92.4g
- マイクロプラスチック汚染の心配:なし
- 大さじ1当たりの価格:17円
- 容器:ジップ付きビニール袋
私は、手作りめんつゆに「海の精あらしお」を使うのが好きです!
おすすめな人 | おすすめできない人 |
---|---|
国産の天日塩が良い 粒の大きい塩が良い | 溶けやすい塩がよい ジャリジャリ触感がイヤ |
ゲランドの塩
1000年以上続く、フランスの伝統天然塩。
パン、イタリアン、フレンチ、中華、和食など広汎に使えます。
「ゲランドの塩」は、オーガニックの認定を受けています。
【ナチュール エ プログレ】
ゲランドの塩生産者組合の塩
フランス及びヨーロッパにおけるオーガニックの主要団体です。
進歩を拒むことなく、自然を重んじることを特色とし、オーガニック農業学の発展の最先端を行きます。
- 原材料:海水(フランス北西部ゲランド)
- 製造工程:天日
- 粒の大きさ:中間
- 100gあたりの食塩相当量(ナトリウム量):94.0g
- マイクロプラスチック汚染の心配:なし
- 大さじ1当たりの価格:12円
- 容器:ビニール袋
私の好きな無添加パン屋さんで、すべてのパンに「ゲランドの塩」が使われています♪
おすすめな人 | おすすめできない人 |
---|---|
コスパの良い、天日塩が良い | 国産の塩が良い くすんだ色の塩がイヤ |
青い海
コスパ最強の平釜塩。和洋中どんな料理にもあいます。
天然塩は精製塩より高いので、たくさん使うことをためらいませんか?「青い海」なら、一度に大量の塩が必要な、手作り味噌や梅干し、塩こうじに最適です。
- 原材料:海水(沖縄)
- 製造工程:逆浸透膜、平釜
- 粒の大きさ:中間
- 100gあたりの食塩相当量(ナトリウム量):93.2g
- マイクロプラスチック汚染の心配:なし
- 大さじ1当たりの価格:3円
- 容器:ジップ付きビニール袋
内容量は1㎏!容器がジップ付きビニール袋なので保管しやすいのも嬉しいポイント♪
おすすめな人 | おすすめできない人 |
---|---|
コスパの良い平釜塩が良い 内容量が多い商品が良い | 天日塩が良い |
ここから紹介するのは、再生加工塩です!
シママース
調味料やお菓子など、無添加商品に採用されることも多い再生加工塩。漬物や下処理に最適。
精製塩のようにサラサラしていて、とても使いやすい。
- 原材料:天日塩(89.3%メキシコまたはオーストラリア)、海水(10.7%沖縄)
- 製造工程:溶解、平釜
- 粒の大きさ:中間
- 100gあたりの食塩相当量(ナトリウム量):94.8g
- マイクロプラスチック汚染の心配:なし
- 大さじ1当たりの価格:3円
- 容器:ビニール袋
性状がサラサラと感じるのは、今回紹介している塩と比較した結果です!「シママース」の商品ページには、「しっとり」と記載があります。
おすすめな人 | おすすめできない人 |
---|---|
サラサラで溶けやすい塩が良い 再生加工塩で良い | 天然塩のうま味を求める |
真塩
生協の1つ、「生活クラブ」で取り扱ている塩。
シママースと同等の質で作られている再生加工塩。さらにシママースより安い!躊躇することなく、下処理に使えます。性状はシママースより、しっとりしている。
- 原材料:天日塩(メキシコ又はオーストラリア)、海水(沖縄県)
- 製造工程:溶解、平釜
- 粒の大きさ:中間
- 100gあたりの食塩相当量(ナトリウム量):93.2g
- マイクロプラスチック汚染の心配:なし
- 大さじ1当たりの価格:2円
- 容器:ビニール袋
「生活クラブ」に加入しなければ、購入することができません。
私のコスパ良好な、無添加生活に「生活クラブ」が欠かせないので紹介しました♪
おすすめな人 | おすすめできない人 |
---|---|
再生加工塩で良い | サラサラな焼き塩が良い 天然塩のうま味を求める |
出典:真塩(ましお)
天然塩・精製塩・再生加工塩の見分け方
商品名に、天然塩や再生加工塩って書いてないよね?見分け方は?
見分けるポイントは、製造方法、栄養成分、価格です♪
天然塩 | 精製塩 | 再生加工塩 | |
製造方法 | 天日、平釜 | イオン膜、立釜 | 溶解 |
100gあたりの食塩相当量 (塩化ナトリウム量) | 70~90g程度 | 99.5g以上 | 90g程度 |
価格 | 高い | 安い | 精製塩よりやや高い |
塩には製造工程の表示が義務付けられています。パッケージで製造方法を確認しましょう。
購入時の参考に、商品パッケージの写真を紹介します!精製塩は愛用していないので、写真がありません。ご容赦ください。
商品パッケージの製造方法
天日塩⇒カンホアの塩:天日
平釜塩⇒海の精あらしお:平釜
再生加工塩⇒シママース:溶解
次に栄養成分の確認方法です。
精製塩のナトリウム量は、99.5g以上です。天然塩の栄養成分の写真を下に載せますね。
天然塩の栄養成分
天然塩⇒雪塩の栄養成分
雪塩の食塩相当量=塩化ナトリウム量が72.6gですね。
マグネシウム、カルシウム、カリウムが豊富です!
塩の製造方法を詳しく知りたい方は、こちらを読んでみてくださいね。
目的別おすすめな塩
目的にあわせて、おすすめの商品を選抜しています。優先したいことを明確にして、自分にあった商品を選びましょう。
粒の大きさ別おすすめな塩
粒の大きさ別におすすめの塩を紹介していきます。
まずは、粒が大きい塩のおすすめを紹介します。
天日塩が粒の大きい塩にあたります。その中でおすすめは「海の精ほししお」です。
- 国産の天日塩
- 大手通販で購入しやすい
スープ類を作る際に、欠かせなくなっています。
次に粒が小さい塩のおすすめを紹介します。
粒が小さい塩は、パウダー状の塩です。その中でおすすめは「雪塩」です。
- ミネラルが豊富
- ぬちまーすよりダマになりにくい
冷たい料理に、さっと溶けて助かっています♪
最後に、粒の大きさが中間の塩のおすすめを紹介します。
その中でおすすめな塩は、天日塩なら「ゲランドの塩」、平釜塩なら「青い海」です。
- コスパの良い天日塩
国産にこだわらないなら、コスパの良い「ゲランドの塩」がおすすめ!私も愛用しています♡
- コスパの良い平釜塩
- 内容量が多く、シッパー付きビニール袋で保管しやすい
塩こうじ作りに愛用しています♪
ミネラル豊富なおすすめの塩
栄養成分を比較した上で、ミネラル豊富でおすすめな塩を選定しました。
栄養成分の比較を、もう一度確認したい方は、こちらからどうぞ!
まず紹介するのは、「ぬちまーす」です。ミネラルの多い塩として有名ですよね。
- 含まれるミネラルの量だけでなく、種類も豊富
- パウダー状で溶けやすい
次に紹介するのは、天然塩の王道!「海の精あらしお」です。
- どんな料理にも使える
- 粒の大きさが中間で使いやすい
最後に紹介するのは、「粟國の塩」です。愛用者の多い逸品です。
- スーパーでも買いやすい
- 粒の大きさが中間で使いやすい
低価格を優先したい人におすすめな塩
天然塩の価格は、どうしても高くなりがちです。本記事で紹介している塩の中から、比較的手に取りやすい塩を選定しました。
価格の比較一覧を、もう一度確認したい方は、こちらからどうぞ!
塩の種類別に紹介していきますね。
再生加工塩の中から選ぶなら、「シママース」がおすすめです。
- 大さじ1あたりの価格:3円
- サラサラで使いやすい
天日塩の中から選ぶなら、「ゲランドの塩」がコスパが良くておすすめです。
- 大さじ1あたりの価格:12円
- フランス産の良質な天日塩
国産の天日塩が良ければ「海の精ほししお」。
- 大さじ1あたりの価格:17円
- スープ類に最適
平釜塩の中から選ぶなら、「青い海」。
- 大さじ1あたりの価格:3円
- 躊躇なく使える、美味しい平釜塩
料理別に使い分けたい人におすすめな塩
料理別に使い分けている、私の例を紹介します。
スープやソース類(特にめんつゆやお吸い物におすすめ)⇒海の精ほししお、土佐の海の天日塩あまみ
冷たい料理(手作りスポーツドリンク、和え物)やおにぎり⇒ぬちまーす、雪塩
料理全般⇒ゲランドの塩、海の精あらしお、粟國の塩、カンホアの塩
手作り塩こうじ(コスパの良い平釜塩)⇒青い海
下処理(パスタのゆで塩、野菜の塩もみ)⇒真塩、シママース
私は塩壺を愛用しています♪
信楽焼へちもんのサイズ大が、使いやすいです!実際の写真がこちら⇒
まとめ
自分にあった塩は見つかりましたか?
本記事では、種類や塩の選び方を解説してきました。
「何を優先して塩を選びたいのか」を整理をして、もう一度【目的別の塩の選び方】をみてくださいね。
下の項目をクリックすると、確認することができます。
【天然塩の見分け方】は、下記を参考にしてくださいね。
- 製造工程が、「天日」や「平釜」
- 栄養成分は、100gあたりの食塩相当量が99.5g未満
- 価格が高め(500円以上が目安)
本記事が、塩選びのお役に立つと嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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